映画【ゴジラ キングオブモンスターズ】ネタバレ感想 ~ゴジラとモスラが愛されている~
モスラが出ると聞いて観に行ってきました!
モスラ好き!
何処が好きなのかというと、まず見た目がもふもふしていて可愛いところ。
それから破壊の限りを尽くすわけでもなくて、基本的にはあまり害がない。
鱗粉はちょっと喉と鼻にきそうかなというくらい笑
あと今回の映画には出てきませんでしたが、妖精のような女の人二人が一緒にいるのも良い。
その二人が歌う歌がまた好きなんですよね~。
まぁ今回の映画の主役はゴジラですからね。
モスラあんまり出てこないんですが。
冒頭はゴジラが暴れてたくさんの犠牲が出たという話から始まります。
裏のテーマは「家族愛」でしょうか。
表のテーマは「地球は誰のものなのか」かな。
めちゃくちゃ酷いことになってしまった街は、実際にこんな大きな生き物がいたらこういう風になるんだなというのがリアルに分かって絶望が大きかった。
こんなんもうどうしたらええんや……
解決策は共生するか殺すかのどちらかです。
主人公家族は息子を亡くし、
巨大生物を研究している機関にいる(いた)父と母は、
父:ゴジラを許せない
母:息子のためにも上手くコントロールして共生を望む
と対立した形になり、母と娘、父に二分されてしまいます。
正直どっちの気持ちも分かる。
誰だって大切な人が死んでしまったら恨む。
根っからの研究者としては殺したくない。
そもそも生き物は地球という狭い惑星の中で共生せざるを得ない。
しかも倒せるかどうか分からない。
それならコントロールして共生していくのが妥当。
もし選挙があったら、私は共生の道を選びます笑
勝とうとするなんて傲慢すぎるし、人間たちの力を過信しすぎている。
私たちは文明というものを築き上げ、大変興味深い生活を送ってはいるが、それが進化と呼べるものであるのかどうかは疑問だ。
世界中に人間は分布しているとはいえ、数なら虫に適わないし、生活場所だって陸と海で段違いだ。
これで地球を我が物だと言うのは無理がある。
というわけで、共生を選んだ母を応援しながら観ていました笑
しかもモスラ好きなのでモスラの味方な私は、目覚めたばかりのモスラに武器を向ける連中を観ながら
「やめろ~~! モスラは攻撃的な生き物じゃないんだ~!! やめてくれ~!」
と心の中で叫んでいました笑
モスラが傷つけられることに耐えられない……。
モスラが何したって言うんだよ……目覚めただけなのによ……。
そこんところやはり母や娘は分かっていて、注意を促します。
しかし聞かず……。
どうにかしなくちゃ! という場面で出て来たのが ぽふんぽふん という音の鳴る機械でした。
なるほど、これでコントロールするってことね!
しかしまぁお約束で、コントロールしきれるかどうか分からないとかいう話になるわけです。
しかもお約束で、怪獣をコントロールしようとしている人たちに母と娘は人質に取られるっていうね!
母は実はこの組織と繋がっているというね!!
分かりやすくて良い!!!
だってこの映画の主役はあくまでゴジラ!!!(あとモスラ<違う
人間なんてエキストラでしかないし、ただの賑やかし&説明要員ですよ!!!笑
無駄なところで頭使いたくないんですごい良い!!
そんなこんなでこの組織は機械を使って怪獣たちを目覚めさせていく……
んですが、最初になんでキングギドラ目覚めさせてしまったん???
キングギドラはダメだよ!! なんたってモスラが時空を越えてまで頑張って倒した相手なんだから!!
しかしキングギドラ格好良かった笑
三つ首の竜だもんなぁ……ずるいよ……細長いとまたスタイリッシュに見えるしね。
ゴジラはずんぐりしてるから可愛いフォルムだし。
CGなだけあって、頭がそれぞれ脳がありますって感じで別行動していて良かったです。
めちゃ真ん中の奴に怒られまくっとったな、左の頭笑
そんなところが可愛かったです笑
それからミサイルが羽で跳弾したところね。
硬すぎ!!笑
しかも電気吐くからね~。
空も手なずけるしね~~。
最強やんけ。
こんなん勝たれへん……どないするん……
というところでゴジラ登場!!!
めっちゃカッコイイ!!!
ゴジラの青く光る背がカッコイイ!!
短めの手でぶん殴りにいくゴジラさんさすがっす笑
あのコントロールする機械の所為もあってここでは決着がつかず、キングギドラ移動。
ゴジラも移動。
人間は人質になっている親子を助けるために移動。
すると火山の中からラドン登場!!
火の鳥カッコイイ!
火口っぽい炎のビジュアル良いです。
ラドンが飛んだだけで街が崩れていった描写は、「ラドンでさえ災害やん倒せへんやん!」とビックリさせられました。
こんなんホントに無理やで……。
ラドンに追撃されている間は死ぬ~~やばい~~とハラハラしましたね。
空中戦だったということもあって臨場感半端なかったです。
ラドンをどうにかするためにやってきたキングギドラにぶつけるという策を取った人間。
ラドンとキングギドラが衝突している間にゴジラもやってきて、再びゴジラVSキングギドラ開戦!!
ほっとしている間がない笑
カッコイイ場面ばっかり笑
戦う二匹を見ていた人間は、半径3km(だったと思う)以内の生き物を全て殺すというミサイル?を発射させて二匹とも殺そうとします。
二匹の戦いに人間風情が横やり入れるんじゃねぇよ!!!
と思えども、まぁ展開としては良いですね。
一回くらいゴジラピンチになっておかないといけないんで笑
ドンッと落ちてきたミサイル。
海に浮かぶ魚たち……。
しかし、キングギドラはピンピンしています。
なんたってこのキングギドラ、ゴジラがむしりとった首がまた再生しますからね!
(再生のお手伝いしていた真ん中の首可愛かった)
でもゴジラはそのまま生体反応が薄くなり……ついには反応を感知することができなくなってしまいました……。
生きてるって知ってる……けど、やっぱりちょっと悲しいし、
現場の人間たちはホンマに死んだと思ったでしょうね……。
教授が父に「嬉しいだろう」みたいな感じのことを言ったけど、答えられなかった父。
まぁ、そうだよね……答えられないよね。
教授はずっとゴジラを尊重していて素敵だわ。
さて。
宿敵がいなくなったため、キングギドラの天下となってしまいました!!!
吼えるキングギドラ、格好良かったけどな。
でもキングギドラには渡せないよ~!!
キングギドラは他の様々な怪獣を呼び起こし、各地で暴れさせて地球の創りかえをします。
どうやらキングギドラ、地球の法則に当てはまらないので、宇宙生物のようです。
宇宙から飛来したやつが地球の王になっちゃったんだって!!
なんてこった! 偽物の王だ!!
というわけで、本物の王、ゴジラに何とかしてもらおう!! と核爆弾を用意してゴジラを探しに行きます。
なんて都合の良い……。
人間らしいです。
というか生き物らしい?
生き物は自分の都合で動くものですからね。
一方、母。
当初の予定としてはあったものの、安全に怪獣たちを呼び起こしてコントロールするはずだったのに予定が大きく狂ってしまった母。
組織のリーダーにどうにかしなきゃいけないという話を しますが無視され、ななななんと娘ちゃんが勝手に実行することに!!
おい!!
管理体制がザルすぎるぞ!笑
でもいいんです。
主人公はゴジラなんだから笑
その主人公ゴジラは生きているのか……。
みんなが絶望している時、嵐の空が割れて光が差し、めっちゃくちゃ美しいモスラが登場しました!!
モスラ美しいー!!
光りすぎて見えないけど!!
神ってこういうことなのかな!? 後光が激しすぎてやっぱ人間って見られないのかな!?!?
モスラの声にゴジラが反応したため、ゴジラが生きていることが分かりました。
さて、ゴジラが生きていることが分かり、チームは探索に向かいます。
するとゴジラはアトランティスみたいな海底都市の一角にある放射線量が多いところで休養していました。
死んだわけじゃなくて良かった!!
こうして長生きしているんだなという解説になるほどとなりました。
放っておけば回復するだろうという話ですが、もしかしたら何年も眠り続けるかもしれないので早く回復してもらわなくてはならないということに。
しかしアトランティスに来るまでの間に衝突したので、爆弾を発射できないそう。(確か)
タイマーを仕掛けて爆発すれば良いが、タイマーを仕掛けに行った人は帰ってこられない。
誰かが命を犠牲にするしかない……。
そんな状況で、教授が名乗りを上げました。
ゴジラを回復させるその大役に日本人の教授が選ばれているのが良いね!!
志願したんだけどね!!
教授が一人で核爆弾を持っていって、タイマーを仕掛けて。
そして寝そべるゴジラの顔に手を置きながら「さらばだ、友よ」と言って爆発した瞬間……
泣くかとおもった……。
これって、ホント、死にたくはないのだけれど、ホントに嬉しいというか、感無量だったと思いますよね。
教授はゴジラを研究していたんですから。
ゴジラのために死ねるのなら……。
しかも最後にゴジラを触ることが出来て。
人生を捧げた相手のために死んで、しかもそれが地球を救うことになるって、
研究者としてはこの上ない名誉ですよね。
さらに言うなら、このアトランティスには古代文明みたいなものが残っていて、ゴジラを人々が崇めているような壁画が残されています。
ゴジラは地球の王……神様だったんだという古の情報を得て、死ぬんです。
ほとんどゴジラの全貌を明らかにして死ねて良かったです。
(死んでほしくないですがね)
こうして死んでしまうのも日本人っぽいなと思ってしまいましたが。
残されたチームの人たちが海上で「成功したのか……」と待っていると……
ゴジラのテーマが!!!
そしてゴジラ登場!!!
ひょー!!!
これぞまさしくゴジラー!!!
ゴジラは死なない!!!!
さぁ地球を奪還しに行きましょう!!笑
シーンが変わって教授の他にもう一人頑張っていた、娘ちゃん。
娘ちゃんはあのコントロールする機械を持ち出してキングギドラをおびき寄せることに成功しました。
しかしキングギドラにめちゃくちゃ襲われて絶体絶命……
だが、娘ちゃんを助けるために母と父が駆け付ける!
冒頭と同じように子どもを探して叫ぶ親の声。
いやぁ被せてきますね。
というかこういう惨事の時って、子どもの鳴き声だったり、こういう大人が子どもを必死に探している描写って絶望感が伝わってきやすいですよね。
自分でどうにかする術をあまりもたない子どもが犠牲になるって、ホントに可哀想。
ゴジラがどうやら12分で爆発するらしいので、
人間たちはそれまでに娘を探して逃げないといけないそうで。
親はなんとか、かつてのお家に帰っていた娘を見つけ出します。
親子が抱き合っている姿は泣けますね……。
人間が人間だけのことを考えて、人を探している間。
ゴジラVSキングギドラは続いています!
やだもうゴジラかっこいーー!!
背中がビカビカ光っているの、ホント良いですね!!笑
光線を発射するところもカッコイイ。
でもキングギドラ強くて全然倒れない……。
そこへ!
モスラ登場!!
糸でキングギドラの首二本をビルにくっつけます。
よっしゃやったれモスラ―!
というところでラドン登場。
いやぁダメだよモスラはあんまり強くないからね~。
しかも虫だから簡単に燃えちゃうんだよね……。
案の定、モスラは燃やされてしまいます。
それでもラドンを鋭い手で刺して相討ちを狙いました。
そして、倒れたゴジラの上に舞い降り(めちゃくちゃきれい)、
最後の力を振り絞ってキングギドラに向かっていきます。
しかし、キングギドラの放った光線によって死んでしまいました……。
泣いた……。
モスラ……。
もう人間は逃げないといけないのですが、モスラもやられてゴジラもキングギドラにやられそうで大ピンチ。
再生しますからねキングギドラ……強い……。
キングギドラを倒すという利害の一致により、親子はぶっこわれたあの怪獣をコントロールする機械を直して再起動させます。
その機械を置いてヘリで逃げる……はずだったんですが、母は機械を抱えて陽動に出ます。
ヘリの中で叫び、母の元へ行こうとする娘を止める父……。
母のところへ行けよ父!!!
アヴェンジャーズなら行くぞ!!笑
これがヒーローと普通の人との違いでしょう。
普通の人なんて、こんなもんですよね。
母は機械を車に乗せて離れていきます。
それを追いかけるキングギドラ……。
もうダメだ!!!
というところで、
爆発ゴジラ登場!!!!!
それまで青い光を放っていた姿が、爆発した火山みたいな見た目になりました!!
そして周りを次々に溶かしていく!!!
え、何それめちゃくちゃかっこいいいいいい!!!!
バーサクしたゴジラは当たりを溶かしながらキングギドラに襲い掛かり、
キングギドラも溶かします!!
ひょーーーー!!!!!
最後、キングギドラの真ん中の首を咥えて、光線!!!
わーーーーーー!!
かっっっっこいいいいい!!!
無事、キングギドラを倒すことに成功し、ゴジラは地球の王の座を奪還しました。
そこへ何匹かの巨大生物が集まって来て、ゴジラに首を垂れました。
(ライオンキングか)
キングギドラにはそういう描写なかったじゃないの……
あんたら地球の王はゴジラって分かってんじゃん……
しかしラドンは何だ? 長いものに巻かれるスタイル笑
ゴジラが吼えて、この物語は幕を閉じました。
いやぁ良かったな~~~。
めちゃくちゃ格好良かった!!
いろいろなところから「ゴジラ好きです」ってのが伝わって来て本当に良かった!
モスラも愛されていた笑
もう一回観ても良い笑
こんな全然特撮じゃねぇ金と英智とファンの力で殴ったゴジラ観せられたら……
次回も観るってなるやんねぇ!笑
というかゴジラに魅せられた気持ちが分かる……。
こんな怖いけどカッコイイ生き物が実際にいたら、恐怖なのか興奮なのか分からないドキドキでいてもたってもいられなくなるよ笑
素晴らしかった。
エピローグにて、次回を匂わせるような終わり方だったので次作があるなら観に行きます笑
まだ今作を観ていない人がいらっしゃったら是非観に行ってみてくださいね~。